4月5日発行旬刊宮崎ニュース

都城市 秘密主義貫いた「論功行賞」

農業委員会事務長が農政部長に 内部告発者は支所へ左遷

都城市(池田宜永市長)は3月25日、今年度の人事異動を発表したが、耕作放棄地再生事業の闇の部分を隠し続け、内部告発を握りつぶした論功行賞から石井吉博農業委員会事務局長が農政部長に昇進。一方で、同事業に関する役所内部の不正を告発した職員らは、総合支所に左遷された。長峯誠市政下の秘密主義や談合三昧に関与した職員の大出世は、池田市政にも引き継がれている。救いようがない。

小林市 食品スーパー決まらず 中心市街地再開発事業

小林市の中心市街地活性化基本計画が本格的に動き出した。今年3月に内閣府から認定を受け、駅周辺整備に続き、スーパー江南跡地の商業施設も年内に着工予定だ。しかし、一方で、核テナントの食品スーパーが未定など遅れが出ているほか、最後まで地元に説明がないため、住民たちの不満も継続したままだ。計画は、平成30(2018)年度までに完了する予定。

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