県内の大型公共工事(30億以上)で、給排水衛生設備などの管工事業者の入札参加が目立って減少している。延岡市新庁舎では、給排水工事発注について、 2回の公募で一社(JV)の応募しかなく、最終的に随意契約(随契)だった。昨年行われた日向市新庁舎の同工事の入札も公告期間を二週間延長して、ようやく成立した状況だ。公共工事を請け負う管工事の現場で何が起きているのか。現状を探ってみた。
社会福祉法人「ひまわり会」(日向市)は昨年、特別養護老人ホーム「永寿園」を急傾斜地崩壊危険区域の上に移転改築したが、工事の際、地元住民に対して説明会を開いていなかった。工事方法には問題はなかったようだが、直下の住民は崖崩れの恐怖から「眠れない夜が続いた」(地元住民)という。日向市も同法人に指導すらしておらず、同市の市民へのサービス向上などは口先だけで、実態は全く伴っていない。
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