12月5日発行旬刊宮崎ニュース

JA日向、今度は詐取事件発覚

部下から100万円だまし取る 「預金してくれ」と偽り

 日向農業協同組合(JA日向、福良公一組合長)で、平成24年頃、職員が管理職の立場を利用して、立場の弱い臨時職員に対して「預金してほしい」と偽り、JA日向の受取書を発行して、100万円を懐に入れていた。組合は、「個人間の金銭の貸し借りだ」(福良公一組合長)と揉み消しを図るが、JA日向発行の受取書がある以上は無関係とは言えない。実は、加害者は組合長の身内。親戚にあたる元県議も被害者に圧力をかけてきたという。加害者は、既にJA日向を辞め、退職金を満額受け取っているという。

「市議が借金」、「県議にも渡した」

都城市議会百条委で証言

 都城市議会「新燃岳降灰収集運搬詐欺事件」調査特別委員会(100条委員会、黒木優一委員長)の証人尋問で、東亜環境関係者が県議に選挙資金として20万円を渡し、更に都城市議には金を貸しているとの証言があった。本人たちは、いずれも否定しているが、果たして真相は…。更に、同日出頭した長峯誠参議院議員(前都城市長)は、都城一般廃棄物収集運搬事業協同組合(組合)に降灰や一般廃棄物(一廃)の収集運搬業務を委託したことについて、「官公需法に基づく」を繰り返した。

代議士と市長が圧力か? 産廃騒動地区の祭に参加

 今年の日向市秋留地区の秋祭に江藤拓代議士夫婦と黒木健二市長が顔を出した。初めてのことだという。地元では、市が建設を許可した採卵用種鶏場の建設現場から産業廃棄物(産廃)が出たことが問題になっているが、市は地元への説明すら行わず、放置したままだ。「やはり、後ろに江藤代議士がいたか」の声が聞こえてきた。

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