10月25日発行旬刊宮崎ニュース

養鶏場建設現場から産廃! 日向市は既に設置許可済み

アミューズグループ ツジツマの合わない返答

  県内大手の養鶏場アミューズグループが、採卵用種鶏場の建設を進めている日向市平岩地区の建設現場から鉄くずなど産業廃棄物(産廃)が出た。しかし、同グループは「知らない」という。日向市も「聞いていない」と頬かむりする。日向市は、すでに同施設の設置を許可、9月には起工式も行っている。一方、地元では大量の産廃が埋っているとの情報は以前からあったという。「川の水質汚染が心配」と住民は不安げに話すが、市や養鶏場からの説明は一切ないという。同社は数年前、贈賄罪に問われた過去があるが、依然、コンプライアンスにかける企業と言われても仕方ない状況だ。

国道(米良街道)沿いにゴミの山

 米良街道の一ツ瀬川沿いに大量の家庭ゴミ、産業廃棄物(産廃)が不法投棄されている。宮崎県と西都市が協議して対策を練っているが、土地の所有者の所在がつかめず、投棄した犯人なども分かっていない。警察にも協力を依頼しているが、いまのところ解決策は見つかっていない。

地元の被害は甚大 工事中の裏に市の身勝手

 日向市の林道「永田・小原線」の工事が20年近くも中断していることについて、今年2月、地元塩見などの住人たちが日向市に対して早期完工を求める陳情書を提出した。しかし、市は説明責任があるはずが、回答は全く意味のない内容だったという。住民たちは今月、改めて市に対し今後の方針や工事計画などの説明を求める書類を提出した。

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