8月5日発行旬刊宮崎ニュース

県営住宅、安全を捨てた住民たち

通路灯(共有)の配線切る! 高齢者の「暗くて不便」無視

 県営住宅の住人たちが、共益費の一部(電気料)削減のために共有通路の電灯の半分を使用不能にしていた。このため夜間、高齢者や障害者など一部の住人は、「鍵穴が見えない」「足元が暗い」など不便を強いられている。これまでも照明を明るくするように管理人(住人代表)などに申し入れしてきたが、聞き入れてもらえなかったという。一方、県は、「住人たちが決めたことだから、口を出せない」(建築住宅課)とまるで他人ごとなのだ。県に危機管理意識など全く感じられない。防犯や安全などの面からも問題はないのか。事故があったら誰が責任を取るのか。

正体不明、市所有の建物

 宮崎市高洲町に宮崎市が管理する建物があるが、地元住民から、「何に使われているのか」など問い合わせがあった。調査したところ、現在は、教育委員会文化財課が分室として管理しており、今年4月から宮崎市社会福祉課が利用していることが分かった。

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