7月25日発行旬刊宮崎ニュース

三股町、隣地の無断使用が発端

無線基地設置事業、柱一本で大騒動!!

 三股町(木佐貫辰生町長)で土地の無断使用をめぐり、町と地権者との間で騒動が起きている。町が発注した防災行政無線工事で、下請け業者が設置カ所に隣接する土地を無断で使用していたことが発覚。しかし、工事発注者である町が「業者がやったことだ」と地権者への謝罪を拒否したため、地権者は立ち入り禁止にして工事を中断させた。一方、町は急きょ、設置場所を変更して、既に工事を終わらせた。このため、当初の設置場所には現在も機材などが放置されたままで残っており、撤去の目途は立っていない。

「やまびこ会」問題、依然残る前理事長置き土産

 三股町の社会福祉法人「やまびこ会」は原田順一新理事長の下、事業活動や管理・運営についての改善が進み、事業報告書や収支決算書などについては適正に処理されている。しかし、前理事長時の事務処理については、現在も一部、不備が残っている。一方、前理事長による不適切な事務処理などで生じた約230万円の経費については、同会が前理事長に対し返還請求しているものの依然、拒否している。このため、現在、双方が弁護士を立てて協議を進めているという。

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