6月25日発行旬刊宮崎ニュース

地元住民は蚊帳の外、小林市中心市街地を勝手に再開発

 小林市が進めている中心市街地の再開発事業が市民に不評だ。市に一任された「小林まちづくり㈱」(柊崎庄二代表)が計画を進めているが、これまで住民や地元商店街には一度も説明がない。市も「任せてあるから…」逃げ腰だ。もともと国の政策である「中心市街地活性化基本計画」に基づき進められているものだが、市民には事業の対象範囲すら伝えられていない。地元住民たちからは、「地元をないがしろにした計画だ」「なぜ、勝手に進めている」など、不満の声は多い。しかし、同社は「住民への説明は予定していない」(「まちづくり」事務局)と全く市民を無視する。計画を公表できない裏事情でもあるのか。いったい、誰のための再開発なのか。

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