6月5日発行旬刊宮崎ニュース

オガクズ暴騰、畜産農家を直撃!

品薄で2~3ヵ月待ちも

肉質の低下、衛生面に不安

 宮崎県の基幹産業である畜産業、特に牛農家で敷料資材として必要な「オガクズ」が暴騰、中には入手まで2ヵ月~3ヵ月待ちといった品薄状態も発生している。糞尿処理のために欠かせない「オガクズ」だが、原因は「木質バイオマス発電所が稼動を始めたからだ」と畜産農家は口を揃える。関係者によると、このままでは、伝染病など衛生面の問題や宮崎牛の肉質の低下などを引き起こす可能性があるという。木質バイオマス発電所は、「地元への還元がある訳でもなく、森林破壊を起こすだけ」(地元住民)で、本当に補助金を出してまで進める価値のある事業なのか。

堤防修理しただけ

住民びっくり、雨降ったら洪水なのに

 昨年6月、川南町で平田川が氾濫、堤防の一部が崩壊したが、既に県による修復が完了した。ところが、地元住民は、びっくり。当然、かさ上げするものと考えていたにもかかわらず、堤防の高さは元のまま。これでは、同じ規模の雨が降れば、再び溢れてしまう。いったい、なんのための復旧工事だったのか。

旬刊宮崎は創刊当初より30年以上、庶民の立場から真実を追究。山積する不条理に対し「弱者の代弁者として破邪顕正の剣で立ち向かっていく」旬刊新聞です(発行は毎月5日、15日、25日)。