4月15日発行旬刊宮崎ニュース

県家畜事業団に横流し疑惑!!

忠富士、精液ストロー県外流出

 宮崎県家畜改良事業団(廉谷展良理事長)の管理する種雄牛「忠富士」(平成22年口蹄疫感染で殺処分)の精液ストローの県外流出が発覚した。同ストローの県外持ち出しは基本的に禁止。関係者によると、証明書番号で配布先が分かるため発覚した場合、譲渡停止の恐れのある人工授精師などが流出させることはないという。一方、同事業団の場合、精液ストローの持ち出しは比較的容易で、例えば学術・研究用や破損など幾らでも理由づけできるらしく、畜産農家たちは、「事業団の横流し以外に考えられない」という。JA宮崎などが、「宮崎牛」の定義を宮崎出生牛に限定した矢先の不祥事でもあり、県は流出経路などについて徹底調査して、再発防止に努めるべきだろう。

都城市が勝手に建て替え! スポーツ施設移転計画

 都城市(池田宜永市長)で、スポーツ施設の移転建設計画が進められているが、当初は地元市民には秘密にされ、その後も複数のスポーツ団体からの計画変更の要望書を市の幹部が握り潰していた。議会もこれに迎合、3月定例会で、請願書の採用を否決した。都城市民は、蚊帳の外だ。

JA尾鈴、代表理事選めぐり内紛勃発

 JA尾鈴(河野康弘代表理事組合長) で、代表理事選を前にして、内部紛争が勃発、理事同士の足の引っ張り合いが行われているようだ。しかし、地元農家は「いつものことだ」と意外にも冷ややかな目で見ている。

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