耕作放棄地再生事業を支援するはずの都城地域担い手育成総合支援協議会が、実は農家を騙して補助金の目的外流用や事業の報告書に偽写真を添付。更には、当時の市長に不都合な法人を事業から排除するためだけに事業方針を変更したことなどについて昨年7月、現職員が内部告発したことは、既に何度も報告した。その当時の中心だった悪徳幹部の2人が来月末、何の責任を取ることもなく、巨額の退職金を手にして定年退職することが分かった。都城市民は、血税を食い物にされたままでいいのか。
自動車の部品製造・販売の丸栄工業(本社・愛知県岡崎市)が進めているテクノビレッジ開発について、同開発地と隣接する地権者が、伐採した森林の復旧と宮崎市が許可した都市開発に基づく開発の無効を求めて今月20日、宮崎地裁に提訴した。森林伐採などにより、土砂災害などが発生する危険性を解消するための措置として訴えた。
延岡市の新庁舎が完成、来月上旬から業務を開始するが、当初、壁面の塗装の一部にムラができており、市は「構わない」と無視していたという。本紙の指摘で手直しが行われたが、市は管理会社である山下設計(本社・東京、田中孝典社長)の指示だったため、放置していたようだ。一方、同社は、ムラの理由について、口を閉ざす。もしも、そのままであれば、市民の顰蹙(ひんしゅく)を買っていたに違いない。余りにも無責任ではないか。
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