2月5日発行旬刊宮崎ニュース

不正受給、口蹄疫のドサクサに

替え玉使い条件クリア、3ヵ月で60万円騙し取る

 宮崎県内で口蹄疫が猛威を振るっていた平成22年、都農町の水牛牧場主が、国からの支援事業で不正受給していた。雇用条件をクリアーするため替え玉を使って、3カ月半分の補助金を騙し取っていた。しかも、県の入れ知恵だったというのだ。一方、県は「そんなことは考えられない」という。現在、県は調査中だが、「事実が確認できた場合、全額を返金請求することになる」という。

林道小原・永田線

10年経っても開通しない

 日向市が計画した林道開設工事が、10年近く経っても中断されたたままになっている。地元は、市から「1人の地主が同意していないから」と知らされているようだが、当時、この地主は条件付きで同意していたにもかかわらず、市は、この地主と一度も直接交渉せずに勝手に工事を進めていたことが最大の理由だった。地元では、既に木材搬出の時期が到来しているため、現在、林業関連の有志数人が工事再開を求めて陳情する方向で動いている。

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