11月25日発行旬刊宮崎ニュース

12年間で4億円「海の藻屑」

永遠に続く浚渫工事、サンマリーナ宮崎

 サンマリーナ宮崎は、開業して10年以上が経つ。県は毎年、浚渫(しゅんせつ)工事を続けており、今年も11月に入り、航行禁止となった。この12年間、工事のために県が垂れ流してきた血税は、総額で4億円を上回る。県は、当初から欠陥施設と知りながらスタートさせた上に、その後は無策同然。ただ、堆積する砂を取り除く作業を続けるばかり。いったい、いつまで血税を浪費すれば気が済むのか。

証人尋問、都城市議会百条委

事業協同組合設立は「市の意向」

 都城市議会「新燃岳降灰収集運搬詐欺事件」調査特別委員会(100条委員会、黒木優一委員長)は10月以来、証人尋問を行っているが、同市のゴミ行政の概要がようやく見えてきた。当時の首長を頂点として、平成22年に設立された事業協同組合(都城一般廃棄物処理事業協同組合)の理事長、副理事長らが一廃(一般廃棄物)の利権を掌握。その後、建設を予定していたクリーンセンター(仮称、山田町に平成27年度完成予定)も管理下に置く計画だったようだ。そこには行政としての公平さはなく、首長と業者との親密な関係が見え隠れする。

三股町「百条委員会」に提言

「やまびこ会」不合理運営をただす

 三股町民の1人から、投書をいただいた。「やまびこ会」の理事に副町長と福祉課長が就任、改革を進めることで、100条委員会は一段落と考えているようだが、本当の問題解決は、これからだという。以下、投書の内容を紹介する。

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