11月5日発行旬刊宮崎ニュース

三股町が百条委で報告

不適切な会計処理! 公金運営の認識欠如か

やまびこ会、県が定期監査で指導

 県は10月、養護老人ホームや保育園を運営する社会福祉法人「やまびこ会」(三股町、和気進理事長)に対する定期監査を実施した。立ち会った三股町によると、同法人の会計に不適切な処理が行われていた。理事長の報酬額(月額40万円)の根拠や業務内容が不明確なほか、理事会の議事録や業務日誌の管理体制にも問題があるという。血税である公金で施設運営しているといった認識が欠如しているようだ。県は今後、詳しく精査した上で今月中旬まで正式に結果報告をまとめる予定。

都城市議会百条委

証人尋問、核心部分で言い逃れ!

「知らない」、「分からない」頻発

 都城市で起きた新燃岳降灰収集運搬詐欺事件に対する都城市議会の特別調査委員会(百条委員会、黒木優一委員長)で10月28日、同市OB2人の証人尋問が行われた。両氏とも事件の核心部分に触れると、言い逃れに徹し、意味不明な発言が目立った。一方で、当時の市長が、逮捕者を出した東亜環境の忘年会に出席していたことも判明、一般廃棄物関連事業に市長が個人的に関与していたことが改めて浮き彫りになった。

悪臭解決なるか…、川南町・山下商事

 以前から鶏糞などの悪臭を撒き散らしてきた山下商事(川南町、山下栄社長)のグループ企業、宮崎森林発電所(川南町川南17749ノ1、山下寿社長)が進めている木質バイオマス発電事業は、町が悪臭改善を条件に設置を認めており、現在、建設中だ。これに対し地元住民は、「悪臭を解決できる最後のチャンス」「本当に山下商事が約束を守るのか」といった期待と不安が交錯している。

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コメント: 1
  • #1

    s&s (月曜日, 10 11月 2014 22:00)

    三股町指定管理者「社会法人やまびこ会」の業務運営状況に関する調査(100条委員会)の記事を拝読いたしました。経理・業務内容が不明確とのこと。公金横領にあたいすれば刑事事件でしょう。県や町行政の監督責任が問われることもある。ここ2年間の「やまびこ会」に疑義を感じた町民も多々いたようだ。地縁血縁の固い地域がら口を閉ざす住民。正義感を大切に生る日本人で有らねばとおもう。真実を伝える「旬刊宮崎の報道」に感謝。

旬刊宮崎は創刊当初より30年以上、庶民の立場から真実を追究。山積する不条理に対し「弱者の代弁者として破邪顕正の剣で立ち向かっていく」旬刊新聞です(発行は毎月5日、15日、25日)。