土砂を運ぶ中型以上のダンプカーに取り付けられた自重計は本来、1年ごとに点検して『適合証』を交付するのだが、県内で点検せずに『適合証』だけを交付する不正があるという。法的にも具体的な罰則がなく、また監査の対象にもなっていないため実際は取り締りが難しく、野放し状態らしい。しかし、ダンプカー使用者にとって自重計は、積載量を正確に測る装置として、重要なもの。過積載による事故防止のためにも行政機関はイカサマ業者を早急に調査して、指導・改善させる必要がある。
宮崎県教育委員会は5月30日、3人の教職員の処分を発表した。いずれも児童・生徒へのわいせつ行為など(セクハラを含む)の理由で免職・停職処分にしたという。教育長は、児童生徒や保護者に対して「心から深くお詫び申し上げる」とコメントを発表したが、特に教職員の品格のなさは目立つ。しかも、公開された処分事案は氷山の一角、教職員の意識が改善へ向かっているとは思えない。むしろ、多くの事案が関係者によって握り潰され、被害者は泣き寝入りしている(4面に関連記事)。
気象庁が6月4日、宮崎県の入梅を発表した。今年は5年ぶりのエルニーニョのため、梅雨前線の長期停滞で洪水や土砂崩れなどの災害が、危惧されている。最近の傾向からみると、場所や時刻の特定予報が困難な局地的豪雨が発生する可能性が高く、常日頃からの高い防災意識が身を守る重要なカギになりそうだ。
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