6月5日発行旬刊宮崎ニュース

日向市の給食センター、毒の上に35年も

造成工事に「鉱さい(産廃)」使用?

将来悪影響の恐れあり

 日向市(黒木健二市長)は、給食センター建て替え事業の第一の理由として、財光寺にある現給食センター(日向市学校給食中央共同調理場)の老朽化を上げているが、それ以上に同センター建設当時、造成工事に使用した物質(産業廃棄物=鉱さい)が有害だったため、地質に影響のある可能性が出てきた。当時、県の検査結果で、「造成には使わないほうがいい」と結論が出ていたが、市がこの事実を知らないはずはない。むしろ、市は、事実を隠蔽してきた可能性があるのだ。

 

違法じゃないの!? 残置森林消えたまま

宮崎市無視して調印

 丸栄工業(高木繁光社長)のテクノビレッジ内にアイコー(本社・名古屋市、西垣勝社長)と新興螺子(ネジ、本社・大阪市、鷺森満社長)が工場を新設することになった。しかし、テクノビレッジは依然、残置森林の面積が法定規模に達していない。隣接地との境界も決まっておらず、分筆も分譲もできない。こんな状況で調印した宮崎市に責任はないのか。(5面に関連記事)

 

いつ安全な高速道路に?

やっぱり危険、中央分離帯ない対面通行

 東九州自動車道・延岡―宮崎間は今年3月に開通して3カ月が過ぎた。今のところ、大きな事故は発生していない。しかし、対面通行区間では、正面衝突などの重大事故の危険性をはらんだままだ。県は、4車線化を呼びかけるだけで事実上、無策の状況。いつになったら安全な高速道路が開通するのか。

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