県内のPED(豚流行性下痢)の感染が止まらない。昨年12月、串間市で発症が確認されて以来、4市で41件、約1万頭が感染した。特に都城市では、37農場から届け出があり、勢いは衰えていない。地元養豚業者によると、都城市や県は「当初、届け出伝染病だから対応できない」と消毒ポイントの設置を拒否。結局、後手後手に回り口蹄疫の二の舞だったという。一方、口蹄疫の猛威を体験した川南町では、発症例が報告されていないにもかかわらず年明け直後から町内で情報を共有。更に、町独自の判断で消毒ポイントを今月はじめに設置した。今回も感染拡大は大幅に出遅れた県の初動防疫態勢に問題があったようだ。
小林市(肥後正弘市長)が昨年6月に実施した「小林市新学校給食センター」(仮称)のプロポーザルで、厨房機器業者は宮崎アイホーに決定したが、本紙が独自に入手した採点表によると、同社は選定部会の採点段階で他の業者と大差で2位だったことが分かった。この後、検討委員会が無理やり同点に変更。最終的に「入札」に切り替えていたのだ。市が官製談合の裏工作をした可能性が一段と濃厚になってきた。
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