9月15日発行旬刊宮崎ニュース

凝縮汚水、2年間も垂れ流し!

貯蔵タンクから放出! 都城保健所が監視中!

 ブロイラーの大手エビス商事(都城市豊満町980の1、桑畑貴社長)の関連企業エビスファーム(同)が運営する鶏糞中間処理施設(高城町有水)で、ほぼ2年間、アンモニアや硝酸が含まれた凝縮汚水を大淀川支流に垂れ流ししていた。近隣の汚染は確認されていないが、現在、都城保健所が毎月3~4回、巡回に訪れ監視を続けている状況だ。企業による不法投棄と言われても仕方のない状況は、一向になくならない。悪意のあるなしにかかわらず、徹底した環境保全は、法人の義務でもある。違反すれば当然、厳重に処分が望まれる。

係争中物件内に工場進出

宮崎市が誘致企業に指定

 自動車部品の加工・販売の丸栄工業(本社・愛知県、高木繁光社長)が宮崎市瓜生野で開発した宮崎テクノビレッジ内に丸栄テクノス(同、松田幸男社長)が工場を設立することになり今月9日、宮崎県の立会いの下、宮崎市と立地調印式を行なった。同開発地域は現在、住民訴訟などを含めて複数の係争中の物件。宮崎県、同市は、ともにこの事実を知りながら誘致企業に指定した。今後の動向によっては、汚点として残りかねない。

 

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