えびの市(村岡隆明市長)の特養(特別養護老人ホーム〉の運営事業者をえびの市が選定して、既に1年が経過する。しかし、県の認可が下りるどころか、同市は依然、県に意見書を提出していない。当初から選定に出来レース疑惑が浮上した上に、予定地をめぐり地元住民と事業者とが衝突。更には、情報公開に関して裁判沙汰にもなっている。県は、「平成26年度末までに開設できれば問題ない」と説明するが、市の不可解な対応は、入所希望者だけでなく、老人福祉制度をないがしろにしているとしか言いようがない。
川南町(日高昭彦町長)で、木質バイオマス事業をめぐり、地元住民と運営会社が衝突している。町が会社に対して「悪臭問題を解決することが先決」と指示しているにもかかわらず、地元説明会で会社側が「事業と悪臭とは別問題」と発言したからだ。会社は、これまでも住民たちを騙し、そのたびに事業を拡大して行った経緯があり、住民たちは、一歩も引かない構えの一方で、「どうせ約束など守らない。何をやってもゴリ押しするに決まっている」など、諦めの発言もある。
正道会館宮崎支部(大矢秀二支部長)で、またもや不祥事だ。同支部空手のトップ指導員(一般の部)が7月中旬、児童買春で逮捕されていたことが分かった。同支部のモットーは「基本的な礼儀等、社会性のある人材育成の場」。しかし、指導員の実態は、理想とは大きくかけ離れていた。大矢秀二支部長は責任者の立場として、さぞ、頭が痛いに違いない。
読者から「知らない間に小林市から税滞納を理由に財産を差し押さえられた」と連絡が入った。しかし、調べてみると、納税者側が市の催告書や督促状を長期間、無視していたことが分かった。納税は国民の義務。法に基づいた運営であれば、財産差押えも止むを得まい。
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