6月15日発行旬刊宮崎スポーツ

日章学園サッカーが3年連続V

 高校サッカーは日章学園が三年連続の栄冠で七月末からの三重総体へ出場する。今チームは九州リーグでも好成績をあげて例年より戦力はある。攻撃力が良く二年トップの鈴木陽介(附属中)は県内一、二位のシュート力で牽引者。失点が少なかった守備陣は、一年古賀照也(鳥栖)がセンターバックで堅く、長友駿弥(附属中)もさっとカバーに入る。そしてGKの小原司(同)が自信を持って大声で指示。キック力は攻撃陣にとって非常に頼もしい。初の四強も見えてくる。

 

 進学校の三年生は最後の大会で、今後は進学へ向かって勉強に入る。宮崎市内の進学校も最後とあって父兄の応援も多く選手も懸命に走った。四校で一番良い成績は宮崎南で、都城工を一対〇、大宮戦は〇対〇でPK戦。そこで勝利し八強入り。勢いで鵬翔に無欲でぶつかったものの一対二で惜敗。四強入りできず選手らは唇をかんだ。

 

 大宮は延岡商と高鍋農に五対〇と圧倒したが、PK戦負けは悔やまれる。トップ下で三角爽真主将(東大宮)のパス回しや馬力は良かった。宮崎北は初戦〇対二で宮崎第一に敗れたが、戦術にやや不足な面もあったが、後半に選手らの足がとまりスタミナ切れもあった。運動量の差は否めなかった。大会ごとに期待されている宮崎西は〇対四で宮崎日大に敗退。鈴木優大(太陽)が主将らしく試合後は皆と握手で別れた。

グラウンドにも緊張感 第100高校野球選手権宮崎大会

 「古豪宮商」も夏の大会へ夢を広げている。去る八日から二泊三日の関東遠征で地力をつけてきた。投打とも非常にかみ合い、五試合をやって帰ってきた。エース右本格派の中原悠斗(綾)は一三五㌔の直球を低めに集め、腕も長い事で打者は打ちづらく連打がない。また打者の内側にも良く変化球を投げて「攻める」。二年の日野友太(住吉)が捕手らしく成長。大事な時に大声でエースに「攻めろ」と注意する。中原は春宮崎第一に完投勝利してナインの信頼はあつくなっていた。ここにきて、練習後は日野と走り込みをやって柔軟体操など一汗かいて上がる。打線も心強い。鍵はトップの田村洸介遊撃手(大淀)。シュア―でミートは抜群。出塁すれば慎重に一点を取りに行く。少ないチャンスを主砲林田優友(佐土原)が左右に打ち分ける。小柄ながらスィングスピードはチーム一。欠点と言えば良い試合と悪い試合のムラッ気か。オールドファンが多い古豪の昨年は初戦で妻に四安打の〇対三で完封負けだった。

6月5日発行旬刊宮崎スポーツ

バレー男子は都城工、女子は日大が県予選制覇

 全国総体バレーの県予選は、都城市内の七会場で開催され、五月二十九日まで四日間、「バレーの町」都城盆地をわかせた。その結果、男子は都城工が二年連続二十五度の優勝で、小林西・日向学院、大宮と続いた。女子は宮崎日大が三年連続十九度目の栄冠で鵬翔、都城商、延岡学園となった。上位二校は今月十五日から佐世保で行われる九州総体に出場する。また優勝校は七月末の全国三重総体へ出場が決定した。

 

 予選出場校は、以前に比べ男女とも十校程減少しているのが気がかりだが、男子は全国レベルで四月の九州総合でも都城工は鎮西(熊本)と互角に戦い期待されている。伝統のコンビバレーは、決勝で小林西に最後のフルセットまで苦戦はしたものの、県一のリベロ山下巧翔(三股)が拾いまくり、二年生の黒木奨輝(高原)が強烈に打ちまくった。来年は全国総体のバレーが都城とあって地元では名門の上位進出を期待している。女子の宮崎日大は、一八〇㌢で全国選抜候補になっている横山真奈(附属中)が身体もひきしまり決定率も高い。司令塔で主将の金丸絵梨香(富田)のトス廻しも文句無し。専門部の役員たちは、一同に「二、三勝は全国で勝ってほしい」と注文。

 

 同種目の県北の不振は否めない。延岡工男子は今大会も八強で終わった。昭和五十年代には都城工と争い全国大会にもコマを進め、三年前は頂点に立ち全国大会出場。その直後から部員不足でぎりぎりの状態が続き、一時は「名門休部か」の危機もあった。しかし今春は十人が加入して全員経験無し。しかし岩室貴詞監督(福岡大)の熱意で二十六選手が大会に挑んだ。セッターを二人にして、レフトに中城拓真(土々呂)、佐藤憂人(高千穂)と河野公之朗(南中)がライトが打つ。準々の小林西には一セット目を取って期待されたが息切れの逆転負けで選手たちは次へのステップを誓った。

 

 延岡学園女子がこの数年決勝進出が無い。県北のバレーファンは非常に気をもんでいるが、県中学選抜選手がいて、高さも県一にも関わらず、三、四位の連続。レシーブもやや正確性に欠き攻撃へのリズムが悪循環となっている。三位決定戦でも、都城商に二十四点と二十一点と善戦はしたものの空回り。チーム主将の盛永結衣(岡富)とゲーム主将の浅田珠里(赤江)らが必死にプレーしたが十一月の選手権大会(旧春高)に向かい一から出直しすることになった。

 

 鵬翔女子は、「夢よもう一度」で、三年前の優勝を実現するかと思われた。新人戦で準Vで九州総合も三位で選手たちは「六人が打つ」体制で挑戦。以前は拾いまくる守り型だったが今大会は多彩な攻撃で準決で都城高に勝って、優勝への距離は近くなっていた。セッター坂之下真珠(木花)のトスは左右に、またバックにも巧く上げた。県中学校選抜だった崎山南海主将(大塚)と寺原七葉(久峰)は一七三㌢と申し分なくアタックした。そして二年坂元杏優(清武)のサウスポーはライトから次々と決めていた。しかし全員攻撃は宮崎日大にまたしても涙。応援団の所にあった「苦しい時こそ頑張れ」の横断幕は満員のスタンドに印象づけた。濱田高伸監督(公立大)らの試練は九州大会後から再び始まることになった。

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