1月25日発行旬刊宮崎スポーツ

県内で連勝&1年間無失点! 日章学園サッカー

 日章学園サッカーは、本年度も県内で連勝が続いた。今年の県新人戦も制覇すれば三年間負けなし。またこの一年は無失点で黄金時代と言える。九州プリンスリーグでは、十チーム中四位で前半の三位から落ちたものの十八試合充実なゲームだった。

 

 ところが全国大舞台となればなかなか勝ち上がることなく、やや不本意な成績。夏の沖縄全国総体は、初戦で引き分けPK戦で涙。三年連続十五回目出場の年末の優勝候補の市船橋(千葉)と初戦で県内のテレビをわかせた。攻守に全くひけをとらず互角以上にゲームを進めたが、途中黄カード二度ももらった選手が退場し、またも引き分け。しかしPK戦で勝って殊勲賞。二戦目も強豪四日市中央工(三重)に堂々と対戦。PK戦で最後の一蹴りで敗れた。チャンスはつくったものの決定力が乏しく歯がゆい敗戦。

 

 三年生の進路は非常に明るい。二年連続Jリーグ入りはないものの、選手宣誓して優秀選手に選ばれた阿部稜汰主将は明治大へいく。DFの名手でレベルの高い東京での試練に向かう。鈴木陽介、中別府柊太、後藤翔の三選手は宮崎産経大。FWで中軸の鈴木は一年後は正選手が期待される。濱松凛は大阪体大で大学選手権出場を目指す。この五人は附属中時代の三年前は全国中学校大会に進められず苦い想いもあるが、周囲では「将来はJリーグへ」と、未完の選手に拍手を送っている。早稲田一男監督(六〇)も、「宮崎サッカーの根性を見せつけろ」と、次のピッチを巣立つ選手にゲキを飛ばしている。

県内少年野球話題の頂点 ソフトバンクJの田上選手

 年末三日間札幌ドームで開催された、プロ野球ジュニア大会は、ヤクルトが優勝し、楽天が準優勝して閉幕した。十七回目を迎えた今大会でソフトバンクの田上賢芯捕手が三股ブルースカイ出身とあって県内のホークスファンから注目されていた。一六二㌢、六八㌔で強肩、強打の選手で、十一月の王貞治杯で優勝した頃からホームランを連打して、選抜されてからも紅白戦や練習試合でも百㍍近い打球(軟球)を飛ばし、「九州の大砲」と呼ばれ、他球団からも「要注意」と警戒された。

 

 予選リーグで中日と対戦し一対五、次もロッテ戦に〇対五と涙をのんで決勝トーナメント進出には及ばなかった。二試合で六打席四打数二安打。四球二個と、さすがに全国的な選手からの長打はなくいづれも中前にはじき返した。

 

 残念だったのは中日戦の七回に八十㍍フェンスに届く打球を左翼へ放った相手の左翼手が始めから後に守っていて、すぐラッキーゾーンに走り好捕。ネット裏に陣とったプロ関係者を驚かせた。打者強打なら、ジャンプしてとった左翼手も見事なシーンだった。

 

 田上選手にとって小学時代この上ない大舞台へ出場したことで大きな自信となったと言える。春からいよいよ中学へ進学だが、三股中の軟式か、それとも校外の硬式のクラブチームか関係者の争奪戦は必至の状況。県内少年野球から大会ごとに話題の頂点になっていた。田上選手の今後の野球人生が楽しみだ。

1月15日発行旬刊宮崎スポーツ

公立校の活躍にも注目! 高校サッカー新人大会

 高校サッカー県新人大会は、二十二日から五日間男子が四十校、女子が五校出場して行われる。会場は天然芝会場は季節的に避けて宮崎市内と綾町の計五ヶ所の人工芝会場を使用する、男子は上位二校が二月十四日から福岡開催の九州新人大会へ出場。シードは去年の新人、総体、一年大会、選手権大会の合計の成績順で、日章学園、宮崎日大、鵬翔、日南学園の順で私立校が強烈になっている。

 

 新人戦といえば新しいチームで横一線の出発でもあるが、進学校は前年五月の総体で三年生は進学準備のため勇退し、一、二年生がその後はチームづくりに入っている。十月の選手権大会も一、二年生で臨み学校によってはかなり強くなっている。全国大会はもちろん、九州大会でも行ければと考えているのはどこの監督も同じだが、半年以上もチームをつくっている進学校にとっては、今大会こそ上位進出のチャンスだ。

 

 四強シードと当たる決勝が大事だが、数年に一度でも進学校の強さを見たいもの。県北の進学校では県リーグ二部で健闘している日向。中学校時代校外のクラブでプレーした選手もいてMF坂本翔馬(富島)が主将としてけん引者。宮崎市内の四校も冬休みに地力をつけ、大宮に宮崎南は上位校候補。妻も油断ならないが、ディフェンスに速さをつけたいところ。冬休みは大分遠征で自信もつけている。泉ヶ丘もこれまで惜しい負けが続き、二部の上位に食い下がっての活躍。GK桂木響太郎(セレソン)は高さもあり、安定してきた。MF横山歩(同)も鍵を握っている。

 

 都城西は意外性のあるチーム。波に乗ったら、こわい。DF中村剣大主将(高城)がリードオフマン。状況判断がよく、MF西山竣(祝吉)は小柄ながら中盤でボールさばきが得意。一年生でDF関谷拓美(五十市)はどこでも守れる器用さは頼りになる。進学校全体の成績が気になる大会である。

今後の活躍に期待 駅伝の今西・山村両選手

 駅伝の盛んな西諸地区で、実力と人気者だった今西駿介・山村凱斗の両選手の第二の人生が始まることになった。二人は高原小からの幼な友だちで、今西は走ることにかけ、山村は野球から始まったが、中学時代長距離が速くよく駅伝部にかつぎだされた。その後、二人は小林高駅伝部に入り、他の名走者と走り続けた。今西は一年から正選手で三年連続都大路を走った。二年生のとき三区を任され二十二人を抜いて日本選手区間一位は記憶に残っている。

 山村も二度走りチームの入賞に貢献した。その後、今西は東洋大へ、山村は山梨学院大へと夢をもって進学。「西諸の星」は夢と希望をもって全国級の選手と走り続けた。しかし大学のトラックは厳しく今西は二年生で正選手に入ったが、箱根駅伝六区で苦戦。でも粘りと根性で三、四年生時も六区で区間二位。今年は区間新で走った。そして春からトヨタ九州に入社して実業団のエースを目指すことが決定した。

 

 山村は冷たいトラックが続きなかなか正選手の道は険しい歳月だった。歯を食いしばった練習も一万㍍も二十九分を切ることもなく、公式戦での出番はなくこの一年はマネージャーで卒業することになり、東京の一般企業に就職する。二人の友情はあつく、常に情報交換して会ったりしていたが、社会人として第二の人生で走ることになった。

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