1月25日発行旬刊宮崎スポーツ

今後の活躍に注目 東洋大3年の今西選手

 正月に開催された全日本実業団駅伝で、旭化成が三年連続優勝し、県民に勇気を贈った。若手の台頭で黄金期が来たといえる。その軍団の中に本県出身がいないのが残念。

 

 二、三日に行われた箱根大学駅伝でも本県出身選手は二人。その中で東洋大三年の今西駿介選手の走りは茶の間のファンを釘づけにした。三日復路の六区一位でスタート。下り坂を去年に続き任されて、二〇・八㌔を懸命に走り区間三位。国学院と東海大の選手にはやや負けたものの同区では歴代四位の記録。東洋大はその後に失速があり、二日目は五位でゴールした。

 

 今西選手は小林高時代三年連続都大路を走り、二年の時三区で、中継点で密集地をゴボウ抜き。二十二人をかわしたのは有名。チームを五位入賞に貢献し翌年も三区を留学生選手たちと走り六位。「箱根を走る」と、その夢は東洋大で実現し、二度目の快挙だった。去年はやや低調で今季は十月の出雲大学駅伝で五区六・三㌔を一位、十一月の大学選手権(三重)で三区十一㌔を四位で走るなど好調だった。また、昨年はクロスカントリーでも活躍し、スイスと中国に日本代表で遠征した。

 

 今西選手の父俊郎氏(五六)も高原畜産高で活躍し九州大会出場。旭化成に入社し九州一周などで走り三年で退社。期待の星は東京農大へ進学し一年目に箱根を走った。地元西諸では、早くから「サラブレット」と言うファンも多かった。小林高OBで谷口浩美選手が堂々と日の丸をつけ活躍したものの、卒業後に第一線で活躍がない。県民にとってやや不満ではあるが今西選手の活躍は楽しみだ。

本県から3人が選抜 少年サッカー優秀選手

 将来のサッカー界を担う少年サッカーの優秀選手の選抜が十一月末発表された。九州で二十人、全国で七十二人、本県からは、フォルトウナ延岡のMF井本海吹君。ドリブルが巧く、速さも申し分ない。日ごろからチームの柱として活躍し県北で良く注目されていた。

 

 太陽宮崎SCからMFの南平晴翔君。運動量がすごいのが特徴。止まったり横へ渡したり名門を支えてきた。

 

 都城木之川内山の名和田我空君。父親もサッカー出身で速くから父に鍛えられてきた。センスは抜群のFW。ボールタッチが柔らかく抜け出す突破力は目を見張る。十一の県大会決勝戦では〇対三で宮崎アリーバに負けたが、テレビの録画放送では解説者から褒められていた。同小は昔から名選手が生まれるチームで、高校で全国大会に出場した先輩も多い。周囲や市のサッカー協会でも大きな夢を託されている「逸材」だ。

 

 三選手はいずれも六年生で、年度末までに熊本で九州代表二十人が招集され、激励会、そして練習など教えられて解散となるが、今後のサッカー人生が期待される。

目指すは女子バレー日本代表 横山選手(日大)が鹿屋体大へ

 宮崎日大女子バレーのエース横山真奈選手(附属中)が、鹿屋体育大進学が決定し、日の丸選手を目指すことになった。同選手は一八〇㌢で垂直跳び五十六㌢、最高到着三百㌢と本県でもこれまでにない大型選手。センターやレフトでプレーし、全国総体三度、春高一度出場。昨年夏は全日本高校選抜でタイへ遠征し貴重な経験もした。「大型でも器用さもある」が周囲の声で、スパイクもパワーがつき、ブロックも俊敏に動いて良く止めた。レシーブも柔らかくて将来性もあり、センバツされた十二人の中で良く目立った。

 

 鹿屋体育大はこの十年、非常に力をつけて数年前大学選手権を制した。九州大学リーグでも頂点に立って、常にV争いをしている。選手たちはさほど多くないため、同選手がコートに入るのも遅くはない。同校の先輩が現在三人いてすぐ環境にも慣れそうで、二、三年生時にエースになることはまちがいなさそう。同大学出身の全日本は今はいないが数年前まで内瀬戸選手(延岡学園卒)が活躍していたが、横山選手への期待は「全日本代表」だ。

1月15日発行旬刊宮崎スポーツ

森・温水両投手が帰省 母校グラウンドで汗流す

 去る正月前に都城商野球部出身、ロッテの森遼太朗投手と社会人野球大阪ガスの温水賀一投手が、オフを利用し、母校グラウンドに帰省してきた。恩師の河野真一監督(産経大)ら、後輩部員十八人が感動して先輩を迎え、その後数日間練習も一緒に行った。

 

 森は右の本格派投手で最後の夏は準決勝で敗れたものの、華麗なフォームから投げる一四〇㌔余りの直球と鋭いスライダーが高く評価され、育成指名ながらロッテ入り。ドラフト頃に個人練習で左ヒザを故障し、入団してからも治療を続け本格的に練習に合流したのは七月頃で、九月の二軍戦で一回のみの登板で一年を終了。その後十一月台湾のウインターリーグに参加し台湾や韓国戦に七試合中継ぎで投げて、まずまずの成績を残した。沈むツーシームを身につけ投球の幅も増え、シーズン前は支配下に登録される事も十分期待されている。河野監督は「まだ一年が終わったばかり。あせらず充電してほしい」と笑顔。

 

 温水も右の本格派で最後の夏は三回戦で涙。九産大へ進学し福岡六大学代表で、二度大学選手権へコマを進めた。華々しい実績には届かず、大阪ガスへ入社して二年を終了。去年夏の都市対抗の優勝に大きく貢献。先発と抑えで二十回三分の一を投げ二十一の奪三振。 決勝でも八回途中まで力投した。一四八㌔の直球にシンカー、スピリットなど多彩な球種でプロからも注目された。同じくウインターリーグに、全日本社会人の一員として参加し、日本のイ・リーグとウ・リーグ戦など好投し、台湾、韓国のエースたちと互角に投げ合った。プロへの道のりは決して優しくないが、春先の小さな社会人大会、そして都市対抗戦は、推薦出場が決まっているが、昨年位の力投があれば、秋のドラフトでの指名は必至。プロ入りは夢だったため、正月は同学年だった中日の柳投手(二四)と酒を飲みながらいろいろな野球談話で一夜を過ごし、三日に大阪に戻った。

 

 森投手も二月に石垣島キャンプがあるため九日に上京した。都城は常々プロ選手が在籍していることで少年ファンの声は消えない。河野監督も「県民から注目される選手になってほしい」と二人にエールを送っている。

高校サッカー新人戦開幕

 高校サッカー新人戦は、二十三日から二十七日まで四十チームが出場し、上位二チームが、二月十六日から熊本開催の九州新人大会に出場する。今大会も会場がばらつきファンの不満は募っているが、準決勝と決勝は最終日都農町営陸上競技場で三試合、主会場の延岡市内は場所が取れず、西都や日章学園など七、八の会場で行われる。

 

 シードは旧年度の成績順で第一が日章学園。チームづくりの出遅れは否めないが、やはり強いのは現実。宮崎工、都城農が油断ならないが、準々で都城工が出てきそう。四強入りまでしっかりディフェンスを固めたい。

 

 第二の宮崎日大は延岡と対戦。次に妻戦、中盤に強力選手のいる宮崎北、または延岡工など強豪校がいる。今大会で頂点を取れば本県の縮図は変わりそうで宮崎日大のプレーは大いに気になる。

 

 第三シードの鵬翔は県リーグで日章学園Bチームより成績は下。根性と粘りで巻き返したい。FWの山本琉太(アリーバ)が中心で伝統のつないで前へ出るプレーで正月五日間の休日で猛練習を重ねた。六月から新チームになっている泉ヶ丘、都城西が顔を出す。準決勝まで、大宮、宮崎西の進学校と強化が進む宮崎第一、その後延岡学園と厳しい組み合わせ。万一早々の敗退があればいよいよファンは遠ざかる。全国制覇のプライドを思い出したい。

 

 第四の都城は佐土原が初戦。このパートはやや恵まれているが、日南学園が上がってきそう。

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