8月15日発行旬刊宮崎ニュース

三股町、先が見えない!! 迷走する百条委員会

不正事実ないままスタート、追及事案が見当たらない

 三股町議会の百条委員会がスタートしたが、焦点が定まらないまま迷走を続けている。三股町が老人ホーム「清流園」の指定管理者に選出した社会福祉法人「やまびこ会」(和気進理事長)のこれまでの活動経緯などを町が報告しているが、同法人に具体的な疑惑や不正事件が出ている訳ではない。町の報告を受けた委員の口からは、未確認の事実や推測の発言などが飛び出す始末で、委員会の方向性が全くつかめず、前号で報告した通り、保育園建て替えの利権争いと議長降ろしの画策が目的としか考えられない。これでは百条委員会の乱用と言われても仕方ない。

 

またもや隠ぺいか!?

都城市、不法埋却問題

 都城市(池田永宜市長)が市清掃工場(郡元町)に隣接する市所有地に大量の一般廃棄物焼却灰を不法埋却していた問題について、市は事実を知りながら隠ぺいしていた可能性が出てきた。同所有地には平成八年頃まで埋却できない焼却灰を同じ場所に野積みしていた事実が浮上。更に、同じ頃、その野積みしていた焼却灰を市が約六億円かけて処分していたことも判明。市の言う「30年前」ではなく、わずか15~16年前のことだ。

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